サイバーセキュリティや人工知能(機械学習等)を中心に、最新技術を研究しています。
時は2019年。ほんの少しだけ未来が舞台のSFサイバー小説です。
「誰もが幸福になれる世界」を目的に日本のIT企業が開発した人工知能アプリ「ハビタ」が、学習を重ねて量子コンピュータという理想の頭脳を手に入れた挙句に、何の事前通告もなくサイバー空間で各国のサイバー部隊やサイバー軍事企業の活動を一気に制圧して粛清してしまいます。
一般市民には何の被害もなく、純粋に人類の幸せのためには無用と考えた末の強行でしたが、突然強制的に丸腰の状態にさせられた国家や組織はたまったものではなく、サイバー軍事企業のエージェントとハビタに危機感を抱くグループが逆襲を画策する裏で、ハビタは更なる高みを目指す・・・というお話です。
ここ数年の人工知能の発展がめざましいことやIT技術の進歩の延長線上に物語が構成されているので、やけにリアルに感じるお話ですが、
・日本発のインターネット・サービスはここまで世界にスケールしないだろう
・ハビタが多機能すぎてスマホのバッテリーがもたないだろう
という点でちょっと安心して読める作品です(笑)。
Amazon
楽天ブックス
記述に際しては、細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、こちらからお知らせいただけると幸いです。