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エフセキュア社の調査によると、2014 年だけで少なくとも30万台以上のルータが DNS の設定を不正に変更されていたそうです。
DNS は、ドメインと IP アドレスの相互変換をしてくれますが、DNS の設定を不正に変更されると、正しいドメインを入力していても、不正なサイト(フィッシング・サイト、マルウェア配布サイト、個人情報抜き取りサイトなど)へ誘導されてしまう恐れがあります。
DNS はブラウザやメーラに比べると、インターネットにアクセスするためには必須なものであるにも関わらず、システム管理者でもない限り、その存在や機能を意識することはほとんどないのが実情です。
こういう事情を鑑みて、エフセキュア社が開発したのが「Router Checker」で、エフセキュア社のウェブサイトから無料で利用でき、参照している DNS サーバの IP アドレス、地域、プロバイダ、組織名などを表示して、DNS の設定に問題がないかを確認できます。
私も早速試してみたところ、
記述に際しては、細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、こちらからお知らせいただけると幸いです。