サイバーセキュリティや人工知能(機械学習等)を中心に、最新技術を研究しています。
セキュリティ・リサーチャーとして名高い辻さんが出版されました。
JTBや年金機構の情報漏洩事件、アノニマス、ランサムウェア等々、世間を騒がしたセキュリティ事件や事故の報道は枚挙に暇がありませんが、その全貌が詳細に報道されるのは皆無と言ってもよく、その報道内容でさえ真偽のほどを確かめる術は限定的です。
結局いつも真偽は闇の中というこの流れは、これからも変わらないだろうと思われますが、本書の著者の辻さんは、セキュリティ・リサーチャーとしての立場から、公開されている情報を収集して独自の分析結果を本書で公開しています。
本書ではセキュリティに対しての考え方も披露されていて、脅威を正しく理解して、正しく怖がることも提唱されています。
セキュリティには疎い一般の方のみならず、セキュリティ関連の方達にも一読をオススメできる一冊です。
最近ではアノニマス関連に注力して活動されている辻さんですが、今後の活動にも注目したいと思います。
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