サイバーセキュリティや人工知能(機械学習等)を中心に、最新技術を研究しています。
サイバー・クライム小説家の一田和樹氏による傑作サイバー・ライトノベル。
Facebook や Twitter で個人情報が容易に特定できてしまう現代のネット事情を背景にして、ネット義賊を標榜するハッカー集団「ラスク」の活躍譚と、ツンデレな女ボスとのじれったくなる恋愛物語が、絶妙なバランスで1つのストーリーに昇華されています。
既刊である「君島悟シリーズ」は、救いのないダークなサイバー・ミステリーですが、本作はそういうテイストを排したライトノベル風味に仕上がっています。
その分「君島悟シリーズ」に比べると、技術的な記述はかなり割愛されていますが、それでもハッカー小説として十分に楽しめる内容になっています。
個人的には「一般読者は、そんなもの読まない」として削除された「ハッキングに関連するシーン」が読みたいです。
購入者特典で、PDF にして公開してくれると嬉しいんですけど(笑)。
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